こんにちは。GOOD LUCKのYAMATOです。

甲子園を目指す第100回の記念大会ですが各代表校が勢揃いしつつあります。

今日はいよいよ北大阪大会の決勝です

そんな決勝戦を前に

高校野球大阪大会の準決勝(履正社対大阪桐蔭)

後1アウトで履正社高校が勝利を手にした=“27個目のアウトを巡る(両チームの)メンタル面の駆け引き”について感じたことを…

 

自分を信じると書いて①自信 

「自分を信じられるだけの練習をしてきたから」(大阪桐蔭高校主将)

 

は、この絶体絶命の場面でこんな言葉を繰り返していたそうです

 

大阪桐蔭のような日本一を目指す学校の”セルフイメージ“は凄まじいものがあります
※セルフイメージ=自分について抱いているイメージ(by大辞林 第三版)

 

「ここで負けてしまったら、自分たちのチームはそこまでだったということ。こういうゲームに勝つ為に毎日毎日、練習を重ねてきた」(大阪桐蔭高校主将)

 

「自分を信じて打てた。そんなに不安な気持ちはなかった」(決勝打を打った選手)

 

「冷静になれたのは経験からかなと思う」(押し出し四球を選んだ選手)

大阪桐蔭の選手の試合後のコメントです

 


(※試合は当日のものではありません)

注目カードを動画で見ていたのですが、プロアマ問わずアスリートを担当するトレーナーとして9回二死ランナーなしの場面はじっくりと見ていました。

だれもが履正社高校の勝利を確信した9回ツーアウト

大阪桐蔭の西谷監督が”棺桶に両足がはいる所までいった“と言った、、、、、

絶体絶命のこの場面

2番バッターの表情を注目して見ていると3ボール1ストライクになった時

打席に入る瞬間まで追い込まれた表情であった選手が落ち着いた表情になったのです

 

ここで冷静さを取り戻せるのはやはり”強豪校レギュラー選手の経験(キャリア)“です

 

普通の高校生では難しい、、、いや無理な場面です

 

打線の巡りを考えると2番の選手の後はクリーンナップ(3、4、5番)、2番バッターも自分の役割=塁に出る=そして、履正社に一番嫌な事をわかっていたのです。

 

その宮崎選手が四球で出塁で2死1塁、ここから計3連続四球で同点

そして逆転タイムリーを許したのです。

アスリートへのメンタル面を指導する立場で思うこと

 

それは

履正社は大阪桐蔭に対して“勝ちたい”という思いは強く持っていたが

 

“(大阪桐蔭に対して)勝てたあとの想定”(イメージ)まではできていなかった

 

勝負に“たられば”は厳禁ですが

様々なアスリートにメンタル(フィジカル)面の指導を行う立場としては“なぜ”という思考を深める事はやはり大切です

 

“この分析”は“選手のどんな立ち位置(レベル)においても必要な事です”

自分自身が履正社の選手を担当していたらどう準備を行うか?

自分自身にブリッジング(置き換えて)して考えます

 

私自身も担当する選手にも練習、試合、一日の“フィードバック(振り返り)”を習慣づけています

 

特にジュニア期の選手には意識的に行います

ここでいうのは“反省”などではありません

むしろ形式的な反省会などほとんど意味がありません

 

そう思っています

 

自分自身で“内省を行う(自分自身と向き合う時間)”そんなイメージです

 

勝ち越した上で9回裏二死、、王者(大阪桐蔭)を絶体絶命の場面に追い詰めているイメージを履正社がチームとしてどこまでイメージを持てていたかはわかりませんが

あの場面で履正社ナインが 大阪桐蔭に勝ったと思ってしまうのは“自然な流れ”です

ただその流れ強烈なプレッシャーとなり“大阪桐蔭に逆転される”という流れになっていたという事(あくまでも結果論です)

勿論、勝った後のイメージを鮮明にできる状態になるまでは“日々の積み重ね”が求められます

そんな簡単ではありません

実は春の大阪大会でも同じような場面があったのです

春季大会の寝屋川高校戦

“寝屋川高校“が大阪桐蔭を勝ち越している場面で9回ツーアウト、セカンドゴロ、誰もが寝屋川高校の勝ちを確信した瞬間”二塁手がトンネル“後1アウトまできた勝利を逃したのです。

 

 

その時寝屋川高校のエースの子が言った言葉

”セカンドゴロが飛んだ瞬間(その試合で)初めて勝ちを意識しました“

 

 

履正社も寝屋川もこの“見えないまさか=勝てるかもしれない”にやられたのです

どちらの場面も寝屋川高校、履正社高校にとっても”まさか“なのです

戦前、履正社の岡田監督“今年の大阪桐蔭とは力の差がある”というコメントを残し

この試合も”奇襲“を仕掛けた事を考えると“勝ちきるまで難しい”と考えていたのです

大阪桐蔭=「日本一」「春夏連覇」という目標設定で考えると“そう簡単に勝たしてくれる相手”ではない

履正社の投手の脚(スタミナ)も限界に近づいていましたがそれ以上に見えないプレッシャーは凄まじいものだったと思います

 

想定外の状況におかれたのは“大阪桐蔭”だけでなく“履正社”も寝屋川高校も同じなのです

 

“大阪桐蔭相手に“勝ち越して勝つまでのイメージ”まで鮮明に描けている”

そんな場面まで想定できているチームはそうはありません

 

 

全国の強豪校として“日本一”を掲げ強化に取り組んでいる学校などは

そのような場面で心理的に有利なまま試合を進める可能性はやはり高いです

ただ激戦の大阪大会を考えるとメンタル的な準備まで明確に行うには“時間がいくらあっても足りない”のかもしれません

 

プロ アマ問わずアスリートを指導する立場で言えば、担当しているクライアント(選手)には、メンタルトレーニングとしてこのような場面でいかに平常心を保てるか、トレーニングによって”準備”をより高めていきます

 

あくまでこの試合のフィードバックを行うと

 

“起こりうる可能性のあるものは明確にしておく”

まさに“勝った後のイメージ”を鮮明にしておく事が重要なのです

 

大阪桐蔭ようなセルフイメージの極めて高い強豪校が必死になったときは”そう簡単には勝たしてくれません“

“セルフイメージ”の圧倒的な高さに対戦校はやられていきます

 

大阪桐蔭のような強豪相手に勝ち越しを決め、あと一つで勝てるという場面=9回ツーアウトでも心理的に有利な状態での準備(想定)はできていますか?

 

”悪魔の坂“=まさか

この“まさか”まで準備する事が大切です

メンタルトレーニングではここまで準備を行っていきます。

いよいよ大阪学院高校との決勝戦です

 

全国屈指の選手層を抱える大阪桐蔭を超えるだけの”①自信“を備えたチームでない限り簡単には勝たせてくれません

大阪桐蔭相手に後1アウトをとれば勝てるという場面を日々想定して取り組めているか(想定外=魔坂です)

大阪桐蔭のような日本一を目指すチームはその魔坂を逃すようなことはありません

 

これはあくまでアスリートを指導するトレーナー目線です

 

一ファンから見れば大阪学院高校の番狂わせを期待したいものですね

今年で100回を迎える記念大会、様々な事が議論されている甲子園や学生スポーツですが“直向きなプレー”だけはいつの時代も変わらないで欲しいですね‼︎

 

 

長文をお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

追記…知り合いのお子さんが大阪学院高校のベンチに入っているので“番狂わせ”を期待しますが、日本一手強い相手です。

立場としてみても大阪桐蔭にとっての”魔坂“=悪魔の坂を転げ落ちない限り、大阪学院が勝負をものにするのは厳しいです。

智弁和歌山の高嶋監督が“大阪桐蔭”を倒すなら“履正社”と言っていたように

大阪学院が戦力、体格、野球のキャリア、メンタル面での優位性、やはりどれをみても上回れる要素は少ないです。

知り合いのお子さんもいるので心情としては“大阪学院”には頑張ってほしいですね‼︎

 

 

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